鏡もち!
- 公開日
- 2025/12/20
- 更新日
- 2025/12/20
PTA活動
鏡もちの由来
鏡もちをお供えする風習は、室町時代から始まったと言われています。鏡もちは新年の神様である「年神様」をお迎えしたときのお供え物で、飾りの全てに意味があります。2段の丸もちは太陽と月を表し、「福が重なる」「円満に年を重ねる」という意味があります。もちの上にのせる橙は家が代々栄えるように。両側に配する裏白(うらじろ)は、古い葉が落ちずに新しい葉が出てくる、生命力と長寿の象徴。それぞれに意味があり、とても縁起がいいです。「鏡開き」とは、お供えしていた鏡もちを下ろして、無病息災を願って食べる行事です。鏡もちは、お供え物に刃物を向けるのは縁起が悪いとして、包丁は使わず、木口で叩いて割りますが、「割る」という言葉も縁起が悪いので「開く」という言葉が使われます。おもちを鏡というのは、おもちの丸い形が昔の銅鏡に似ているからだそうです。 年神様の力が宿っている鏡もちは、下ろして食べることにも意味があるようです。